
薬剤科では、安全で安心できる質の高い医療を提供するために、薬の専門家として患者さんに最適な薬物療法の選択ができるよう、医師・看護師はじめ他の医療スタッフと連携して、薬に関する様々な業務を行っています。薬に関してご不明な点がございましたら、いつでもご相談ください。
①患者さんへのお知らせ
未承認医薬品・適応外使用医薬品・院内製剤の使用に関するお知らせ
一般に、医薬品は厚生労働省が承認した効能・効果や用法・用量に従って用いられます。しかし、治療上の必要により、国内で承認されていない薬品(未承認医薬品)を用いることや承認内容とは異なる方法で使用すること(適応外使用医薬品)があります。さらに、市販の医薬品では対応できない場合に、薬剤師が院内で調製する薬品(院内製剤)を使用することがあります。このような場合、当院では医療安全管理室等でその有効性・安全性などを慎重に審議し、使用の適否を判断しております。院内で承認された未承認・適応外医薬品・院内製剤を用いる場合、原則として、医療者が文書または口頭で患者さん等に説明し同意を得ます。ただし、十分な科学的根拠があり、倫理的な問題が極めて少なく、かつ患者さんに有益と考えられる場合には、説明・同意の手続きを簡略化することも認められております。このことに該当する医薬品について、当院では本ホームページで情報を公開しております。不明な点がございましたら、遠慮なく担当医師にお問合せください。なお、使用に際し、医薬品の適応外使用等により発生した副作用については、国の「医薬品副作用被害救済制度」の対象外となります。
適応外使用医薬品
| せん妄に対する薬物療法における抗精神薬等の適応外使用について | 2025年11月1日承認 | |
|---|---|---|
| 不眠に対する抗精神薬病薬等の適応外使用について | 2025年11月1日承認 | |
| 内視鏡検査における鎮静を目的としたミダゾラム注の使用について | 2024年11月1日承認 |
院内製剤
| 院内製剤 | 2025年3月1日承認 |
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未承認医薬品
| Tdap(成人用三種混合)ワクチン (ビザ健診での自費任意接種のみ) |
2024年10月1日承認 |
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②業務内容
調剤
主に入院患者さんの内服薬・外用薬を中心に調剤業務を行っています。有効かつ安全な薬物療法を行うために、個々の患者さんの状態に合わせて、薬の量や飲み合わせ(相互作用)等に問題ないか確認しています。

医薬品の中には、温度、湿度、光に対して不安定なものがあります。そのため、一包化(複数の薬を1回分ずつまとめる方法)や、簡易懸濁(錠剤などをお湯で溶かして服用しやすくする方法)などの特別な指示がある場合には、医薬品の安定性を確認しています。
注射調剤・抗がん剤等混合調製

医師の処方内容を確認し、医薬品の投与量、投与する方法や一緒に混ぜることで変質してしまわないか(配合変化)等も確認し準備しています。
また当院外来・入院の抗がん剤や生物学的製剤は、薬剤師が無菌環境下で調製しています。投与スケジュールの確認、調製する薬剤、用量等に誤りがないよう複数の薬剤師によるダブルチェックを行うなど、安全管理を実施しています。
医薬品情報管理

日々更新される医薬品の情報を収集・整理し、医療スタッフや患者さんへ提供しています。より安全で適切な薬物療法につながるよう、最新の情報発信に努めています。
医薬品管理
院内で使用する全医薬品を購入し、各部署へ供給を行い、適正な在庫量となるよう管理しています。温度・光・湿度・使用期限等の医薬品の品質の管理や、法律で規制されている麻薬・覚醒剤原料・毒薬・向精神薬・血液製剤等の管理も行っています。
病棟薬剤管理
安全に薬物療法を行うために、各病棟に薬剤師を配置し、入院患者さんへ薬の説明、病棟の薬剤管理、医師への処方提案、病棟カンファレンスなどを行い、質の高い薬物治療をめざしています。
術前鑑別外来

手術予定の患者さんについて、入院前に薬剤科で面談を行い、服用中の薬やサプリメントの中止が必要なものがないか確認を行っています。確認した結果を医師と情報共有することで、手術を安全に受けていただけるように取り組んでいます。
③各種取得資格
2026年1月現在
| 資格名 | 人数 | |
|---|---|---|
| 日本薬剤師研修センター | 認定実務実習指導薬剤師 | 3名 |
| 日本薬剤師研修センター | 研修認定薬剤師 | 2名 |
| 日本緩和医療薬学会 | 緩和薬物療法認定薬剤師 | 1名 |
| 日本病院薬剤師会 | 病院薬学認定薬剤師 | 2名 |
| 糖尿病療養指導士認定機構 | 日本糖尿病療養指導士 | 1名 |
| 日本アンチドーピング機構 | スポーツファーマシスト | 4名 |