画像検査科

診療内容・特色

画像検査科では、各種の単純X線撮影、乳房撮影(マンモグラフィ)、消化管造影検査(上部消化管造影、注腸)、排泄性尿路造影(IVP)、超音波検査(US)、CT、MRIなどの撮影を行っています。
診療放射線技師8名、超音波技師3名にて業務を行い、マンモグラフィー撮影は必ず女性技師が施行する体制を整えています。

取扱い検査

地域の病院・医院・クリニックとの連携

当院画像検査科では、院内の検査だけではなく、院外からの御依頼による検査も行っています。検査後には当院放射線科専門医により診療情報提供書が作成され、ファックスもしくは郵送にて2日以内に御依頼元の医療機関へ結果が届けれらます。
当院に検査依頼をされる際には、こちらをダウンロードして患者様にお渡しください。

CT・MRI検査を受けられる方へ

画像検査科受付

画像検査科受付では、すべての患者様の検査受付業務及びカルテなどの準備を行います。
受付後は、担当の技師もしくは医師が順次マイクなどでお呼出しいたしますのでお待ちください。

受付方法

  • 予約検査の方
    診察券と予約票または紹介状(他院依頼の方)を、受付にお出しください。アンケートがある場合には、ご記入をお願いします。それぞれの検査に応じた待機場所をご案内いたします。
  • 一般撮影の方
    案内票を受付にお出しいただき、待合所でお待ちください。マイクで順次お呼びいたします。
    (撮影部位によって、また緊急の場合に、順番が前後する事があります。ご了承をお願いいたします。)

検査の御予約について

当科では、患者さまからの直接の御予約はお受けしておりません。
各診療科にご相談ください。

御予約の変更、キャンセルをご希望の場合には、事前に画像検査科までご連絡をお願いいたします。キャンセルをなさった場合もしくはご連絡無く来院されなかった場合には、検査の再予約は画像検査科では承れません。再度診療科を受診してください。

画像データ(CD、フィルムなど)をご希望の方

各診療科にて、画像データをご希望とお申し出ください。

MRI検査

MRIとは

MRIとはMagnetic Resonance Imaging(磁気共鳴画像)の略で、核磁気共鳴現象(NMR)を用いた撮像法です。

NMR(Nuclear Magnetic Resonance)・・・原子核が磁場の中で特定の波長の電磁波エネルギーを共鳴吸収し、これを電磁波として放出する現象。

MRI検査では、X線などの電離放射線ではなく、強力な磁場と電磁波を用いて人体内部の情報を収集し、画像を作成しますので、放射線による被ばくはありません。
MRIの長所は、人体組織のコントラスト分解能が高く、骨組織のほかにも筋肉、靭帯、脳、脊髄などの軟部組織の観察に優れている点です。また頭頚部や胸腹部の大血管、胆管、膵管、尿管などを造影剤を使用せずに描出することができます。
短所としては、画像収集時間が長いため動きに弱く、少し動いてしまうだけでも画像が乱れることがあります。また強い磁場を必要としますので、体内金属などの影響により画像に歪みや欠損を生じることがあります。

  • 頭部
  • 頭部血管
  • 腰椎
  • 胆嚢・胆管
  • 乳房
  • 膝

検査について

  • 安全に検査を行うために、検査毎にアンケートにご記入いただきます。
  • 検査時間は撮影部位によって異なりますが、平均30分ほどです。
  • 検査用ベッドに寝ていただき、検査中はお体を動かさないようにお願いします。
  • 撮影中は装置から大きな音が発生しますので、耳栓またはヘッドホンを装着していただきます。
  • 撮影部位によっては、合図にあわせて息止めをしていただく場合もあります。

造影剤について

より詳しい検査を行うためにMRI用造影剤を使用する場合があります。MRIで用いる造影剤は、血管(静脈)から投与するガドリニウム製剤と、経口で投与する陰性造影剤(マンガン製剤)があります。

  • 経静脈投与の造影剤・・・血管や病変の信号を強調し、より明瞭に描出、評価するための薬剤です。
  • 経口投与の造影剤・・・胃、腸管内の消化液の信号を抑制し、胆道、膵管の観察条件を改善するための薬剤です。
    経静脈投与の造影剤は、主治医からの説明を受け、同意書にご署名いただいた方にのみ使用します。

MRI検査に際しての注意事項

MRI検査室は、常に強力な磁場が発生していますので、安全に検査を受けていただくために検査着に着替えをしていただきます。また、以下に該当するものを検査室に持ち込むことはできません。
金属物(時計、鍵、ライター、アクセサリー、ヘアピン、補聴器など)
磁気カード(キャッシュカード、駐車券、定期券、テレホンカードなど)
その他(携帯電話、音楽プレーヤー、磁石製義歯、カイロ、カラーコンタクトレンズなど)

検査について

  1. 以下に該当する方は、検査を受けることができません
    • 心臓ペースメーカーを使用している方
    • 人工内耳を埋め込まれている方
    • 可動型義眼を装着している方
  2. 以下に該当する方は、検査を受けることができない場合があります
    • 脳動脈瘤の手術を受け金属クリップを入れている方
    • 金属製の心臓人工弁を入れている方
    • その他体内金属のある方
    • 妊娠または妊娠している可能性のある方
    • 閉所恐怖症の方
    • 刺青、アートメイクのある方

検査結果について

検査結果は検査日から2日以降に主治医がご説明いたします。
他の医療機関からご紹介の方は、ご依頼の医療機関を受診してください。

当院で使用している機器

GEヘルスケア社製 SignaHDxt1.5T

X線TV検査・骨密度測定

X線TV検査とは

X線TV検査では、人体透過後のX線画像をリアルタイムに観察することで、対象臓器や目的部位の精査、診断および治療を施行しています。
それぞれの部位に応じた造影剤を用いての、食道、胃、腸管などの消化管、胆道系、子宮・卵管や血管、髄液腔などの検査を主に施行しており、骨折、脱臼の整復や透視下の各種内視鏡検査もおこなっています。

各検査について

消化管造影検査

食道、胃、大腸などの消化管に発生する器質的および機能的疾患が対象の検査です。
器質的疾患では、炎症、潰瘍、ポリープ、腫瘍、憩室など、機能的疾患では痙攣症や運動機能障害、周囲組織からの圧迫が診断できます。
消化管用造影剤として、バリウム製剤またはヨード製剤を使用します。また空気や二酸化炭素などの陰性造影剤を併用することで消化管壁を伸展させ、粘膜の詳細な観察が可能です。
検査中にはバリウムがまんべんなく粘膜に付着するように、繰り返し体位変換を行っていただきます。

  • 胃
  • 咽頭
  • 直腸
  • 大腸

胆道系造影検査

ヨード製剤を使用します。

内視鏡的逆行性胆管膵管造影検査(ERCP)
ERCP

内視鏡下で十二指腸乳頭部の膵胆管開口部から、膵管、胆管内にカテーテルを挿入して造影します。
膵管、胆管の形態、機能の観察や胆管内結石の採石、ドレナージチューブの留置などを行うこともあります。

経皮経肝胆道ドレナージ(PTCD)
PTCD

閉塞性黄疸に対する緊急的な減黄術として、経皮経肝的に胆道にカテーテルを挿入し、胆汁を体外に排泄させます。
ドレナージチューブを挿入、留置する場合もあります。

子宮・卵管造影検査(HSG)

HSG

ヨード製剤を使用します。

カテーテルを経腟的に子宮口に挿入し、子宮内腔と卵管を造影します。子宮や卵管の位置、大きさ、内腔の形状および疎通性などを観察します。
不妊症や子宮および付属器の腫瘍、奇形などの診断に有用です。

血管造影検査(Angiography)

Angiography

ヨード製剤を使用します。

当院では主に腹部の血管造影検査を施行しています。
大腿動脈からカテーテルを挿入して透視下にて目的部位までカテーテル先端を進め造影を行います。
経カテーテル的に肝腫瘍の塞栓治療を施行することもあります。

当院で使用している機器

島津製作所製 SONIALVISION G4 東芝メディカル社製 Ultimax-i

骨密度検査

骨密度(BMD)とは言葉の通り骨の密度を表しています。骨密度検査では、骨に存在するミネラル(カルシウムなど)がどの程度あるのかを測定します。
当院では、前腕で測定していた骨密度測定を腰椎・大腿骨での測定に変更しました。
腰椎・大腿骨での測定は、骨粗しょう症財団や関連学会が推奨している信頼性の高い骨密度測定方式です。

X線テレビ装置 X線テレビ装置
X線テレビ装置

胃のバリウム検査等で使用しているX線テレビ装置を使って検査を行います。

測定結果レポート 測定結果レポート

1回の測定にかかる時間は腰椎・大腿骨それぞれ10秒程度です。着替えや位置合わせなども含め検査は5分程度で終了します。

被ばく量は胸部X線撮影検査の1/4程度です。

CT検査

CT画像 CT画像 CT画像

CTとは

CTとはComputed Tomography - コンピューター断層画像を意味します。

人体に360°の方向からX線を照射し、人体透過後のX線を検出器という機械で収集します。得られたデータをコンピューターで解析・計算すると人体の輪切りの画像が得られます。さらに処理することにより様々な方向からの断層画像、または3次元画像まで得ることができます。

検査について

検査をする部位によって着替えをしていただきます。
検査部位に金属等を身につけていますと、その周囲の画像データが正しく得られず診断に支障をきたしてしまいますので、必ずお外しください。

  • 検査の所要時間は5~20分程度です。
  • 検査部位により呼吸を止めていただくことがあります。
  • 造影剤を使用することがあります。

造影(ぞうえい)CT検査について

造影剤は、静脈に注射することによって体内に分布し画像診断の情報量を増やす役割を果たします。
CTで用いられる造影剤はヨード造影剤と呼ばれるものです。副作用は極めて少ない薬ですが、万が一気分が悪くなったり、かゆみ、発疹がでた場合は検査中でも構いませんので、必ずお知らせください。
造影剤は通常24時間以内にほとんど尿中に排出されます。検査後は薬の排出を促すために十分に水分を補給してください。ごくまれに、数時間から数日後に頭痛、吐き気、かゆみ、蕁麻疹などの副作用が現れることがあります。
このような場合は直ちに病院にご連絡ください。なお、造影剤は主治医より説明を受け、同意書にご記入いただいた方にのみ使用いたします。

検査結果について

検査結果は2日後以降に主治医がご説明いたします。他の医療機関からご紹介の方は、ご依頼の医療機関を受診してください。

当院で使用している機器

GEヘルスケア製RevolutionGSI

GEヘルスケア製RevolutionGSI

64列のマルチディテクタを搭載。
従来と比べ、検査時間の大幅な短縮とさらなる高画質・低被ばくを可能にした装置です。そのうえ、放射線感受性の高い、眼の水晶体や乳房の被ばくを減らす撮影ができます。
もう一つの大きな特徴として、超高速のFast kV Switching方式を使ったGemstone Spectral Imaging(GSI)、一般的デュアルエナジーCTといわれる撮影もできるようになりました。

マルチディテクタCTとは

検出器(ディテクタ)が複数列装備されたCTのことです。
一度のX線照射で検出器分だけの断面画像を得ることができます。検出器の数が多いほど短時間で広範囲の画像データを得ることが可能です。
検査部位により呼吸を止めていただいた状態で検査をします。例えば胸部の検査、息を止めていただく時間はわずか3~5秒程度です。

デュアルエナジーCTとは

2種類の違った電圧で撮影するCTのことです。
当院のCTでは一つのX線管球を高速に切り替えることにより撮影することができます。
撮影された画像を処理することで、従来は良好な画像が得られなかった人工関節置換術後の部位も詳細に描出。
観察が可能となります。また、胆石や腎結石の内容成分を分析したり、造影効果が非常に弱くなる足の末梢静脈を良好に描出することができます。

マンモグラフィ

マンモグラフィとは

乳房のX線撮影のことをマンモグラフィといいます。
乳房は柔らかい組織でできているため、専用の装置を使って撮影します。
撮影時は、乳房撮影装置の前に立っていただき、一方の乳房を全体が写るように前に引っ張り、撮影台にのせます。装置には圧迫板と呼ばれるプラスチックの板があり、これで乳房を圧迫して撮影していきます。
マンモグラフィは触知不能な小さな乳がんも検出することができる感度の高い検査方法です。

検査について

専用の検査着に着替えをしていただきます。上半身の衣服は下着も含めてすべて脱ぎ、ネックレスも外してください。
防臭・制汗剤・ボディクリームのご使用はお控えください。
乳房を片方ずつ圧迫して撮影していきます。その場合に、我慢できないような強い痛みを感じた時は、遠慮なくお申し出ください。
通常の検査では、乳房全体が描出できるように、一方の乳房につき2方向の計4枚撮影します。
検査は、約10~15分程度で終わります。写真を確認した段階で、追加の撮影が必要な場合は若干長引きますのでご了承ください。

圧迫の必要性

乳房は立体的で厚みもあり、そのまま撮影すると、乳腺や脂肪・血管などの重なりで実際に病変であっても写し出されないことがあります。乳房全体をできるだけ広げ、均一な厚みにすることで、乳腺組織の重なりを分離し、乳房全体が観察できる高画質な写真が得られます。
さらに、圧迫が必要なもう一つの大きな理由は、乳房への放射線被ばくが低減されるということです。
圧迫により痛みを伴うこともありますが、実際に圧迫している時間は十数秒という短い時間ですのでご協力をよろしくお願いいたします。

被ばくについて

マンモグラフィはX線検査ですので、放射線被ばくがありますが、乳房を中心とした狭い範囲にのみX線を照射しますので、頭・骨髄・下腹部などへの影響はほとんどありません。
また、1回の撮影で乳房が受ける放射線の量は、東京~ニューヨーク間を飛行機で往復する間に受ける自然放射線量の約半分ととても少ない量です。従って、マンモグラフィにより得られる利益の方がはるかに大きいといえます。

撮影時期について

マンモグラフィには、撮影に適した時期があります。乳房は、排卵後から生理が始まる頃までホルモンの影響により、硬くなったり痛みを感じたりすることがあります。できるだけこの時期を避け、生理が始まって2・3日後から1週間くらいの乳房の柔らかい時期に検査を受けられることをお勧めします。

当院で使用している機器

GE社製 Senographe Pristina

2017年8月より最新型のトモシンセシス機能付きマンモグラフィ装置を導入しました。

超音波検査

超音波検査とは

体の表面から人の耳には聞こえない音(超音波)を当て、体内の組織にぶつかってはね返ってきた音を画像に映し出す検査です。エコー検査とも呼びます。超音波検査は放射線による被ばくなく施行でき、痛みも伴わず体内をリアルタイムに観察できるという長所があります。
短所は、検査を受ける方の体型や腸管ガスが多い場合に描出能が悪いことがあります。

超音波検査では様々な部位、臓器の観察が可能です。

腹部・骨盤 肝臓・胆嚢・膵臓・脾臓・膀胱・子宮・卵巣・前立腺など
体表 乳腺・甲状腺・唾液腺・皮下腫瘍など
血管 心臓・頸部・手足の末梢血管など
胆嚢結石
頚動脈

検査について

検査部位にゼリーを塗り、超音波を受発信する探触子(プローブ)を肌に当てて検査をします。検査時間は部位によって異なりますが20~50分程度です。

腹部・骨盤 : お腹をだしやすい服装でお越しください
検査の前にはお食事の制限をしていただきます。これは、腹部にある胆嚢という臓器が食事を摂ることにより、小さくしぼんでしまい、十分な観察ができなくなるためです。
少量の飲水は構いませんが、牛乳などの蛋白や脂肪を含む飲み物は胆嚢が収縮してしまうので、避けてください。
また、検査直前の排尿は控えてください。膀胱に尿が溜まっていることにより、膀胱、前立腺(男性)、子宮・卵巣(女性)が観察しやすくなります。

お薬を服用中の方は主治医とご相談の上、少量のお水で服用してください。

体表 : 脱ぎ着のしやすい服装でお越しください。
甲状腺や唾液腺など頸部の検査の方は襟元が広く開くものを着用してください。
他の検査で制限がない限り、飲食は通常通りにしていただいて結構です。

血管 : 脱ぎ着のしやすい服装でお越しください。
頸部の検査の方は襟元が広く開くものを着用してください。
下肢の検査の方はズボン等を脱いでいただいて行います。下着は足の付け根が見える丈の短いものを着用してください。
他の検査で制限がない限り、飲食は通常通りにしていただいて結構です。

検査結果について

検査結果は2日後以降に主治医からご説明いたします。
他の医療機関からご紹介の方は、ご依頼の医療機関を受診してください。

当院で使用している機器

日立アロカメディカル社製 HI VISION Avius

一般撮影検査

X線撮影とは、一般的に「レントゲン撮影」と呼ばれている検査です。
X線を人体に照射し、透過したX線をフラットパネルディテクタを使って画像化することで、人体内部の情報が得られます。
一般撮影は、わずかなX線で撮影が可能であり、撮影も短時間で施行できます。

レントゲン撮影 レントゲン撮影 レントゲン撮影

金属、プラスチック類、湿布、エレキバン等が、正しい診断の障害となる場合がありますので、必要に応じて着替えをお願いしております。
また検査について分からないことがありましたら、遠慮なく技師にご質問ください。

当院の装置

一般撮影装置

  • 東芝メディカルシステム社製  MRAD-A50S RADR(平成27年9月更新)
  • FUJIFILMメディカル社製 DR BENEO
  • FUJIFILMメディカル社製 フラットパネルディテクタ(平成27年9月導入)

当院では、胸部・腹部・骨格系の撮影・造影剤を用いた尿路系撮影などの検査を行っています。

フラットパネルディテクタを導入した事により、従来より30%被曝低減しました。

一般撮影装置 一般撮影装置

移動型X線装置

移動型X線装置

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