院長・副院長挨拶

副院長 宮越 敬

当院は、1931年12月21日に国際聖母病院として開院以来、「愛をもって病める人を癒されたキリストにならい、国籍、信仰、貧富を問わず、心の通う医療を提供して病める人々の身体的、精神的、社会的、霊的ニーズをみたす」を基本理念として地域医療を担ってまいりました。2020年春からの新型コロナウイルス感染症によるパンデミックでは、感染予防を第一しつつ、病院機能の維持に努めました。また、昨年は患者総合支援部の整備や面会緩和など、受診される方・ご家族のニーズに応える取り組みを進めました。同時に企業・行政と協働した「健康づくりイベント」を開始し、2023年はまさに職員一人一人がコロナ禍から抜け出すために試行錯誤した一年でした。
多くの方から「お産は聖母で」との声を頂き、親子2代もしくは3代にわたり当院で出産くださる方も少なくありません。コロナ禍を経て、無痛分娩の24時間365日提供体制、オンラインクラス、産後ケア・メンタルヘルスケア体制も整いました。出産・育児、そして子どもの病気・健康のことはぜひ私たちにお任せください。また、少子高齢化にともない当院の役割も変わりつつあります。内科系・外科系急性疾患への対応に加え、訪問診療・緩和ケアを中心に高齢者医療の充実を図ります。その一環として、本年は、クリニックだけでなく急性期基幹病院との連携を深め、一人でも多くの方に療養いただける医療環境を整備します。最も大切なことは皆様に安心いただくことです。地域の方々から「新宿には聖母があるから大丈夫」といっていただけるよう一歩一歩前進します。どうぞよろしくお願いいたします。

2024年4月 病院長 宮越 敬

副院長 宮本 大介

2020年4月1日付より副院長を拝命いたしました。内科部長を兼任しております。
当院は1931年創立の歴史ある病院であり、地域に根付いて存続してまいりました。
会社組織でも20年存続できるのは約50%程度という話を聞いたことがありますが、当院が長い歴史を刻んで来ることができたのも、当院を選んで支えてくださってきた患者様と諸先輩方の頑張りにつきると思います。この場を借りて感謝いたします。
当院は病床数154と小規模ではありますが、急性期病棟、産婦人科病棟、地域包括ケア病棟をもち、母子医療、急性期医療、緩和ケア含めた慢性期医療など幅広い医療を提供することで地域の皆様に貢献できると考えております。良質な医療の提供を行うとともに地域医療を支える病院として周囲の病院・診療所・介護施設等との良好な関係を保ち、皆様に信頼される病院を目標に職員一同努力して参ります。皆様のご協力とご支援を宜しくお願い申し上げます。

2024年4月 副院長 宮本大介

副院長 田中 敏明

近年いろいろな分野で話題となっているSDGs(=持続可能な開発目標)ですが、医療とも密接な関係があります。SDGsの17個のゴールのうちの一つに「すべての人に健康と福祉を」というスローガンがあり、「すべての人が、適切な健康増進、予防、治療、機能回復に関するサービスを支払い可能な費用で受けられる」ことを目標としています。聖母病院では地域のみなさまに適切な健康増進を提供するために、「かかりつけの先生との連携、重症の患者さまの受け入れ、リハビリ、在宅・生活支援、介護医療施設との連携」を積極的に行っております。また、経済的な理由によって必要な医療を受ける機会が制限されないように東京都無料低額診療事業にも参加し、すべての人に持続可能な医療を受ける機会を提供できるよう努めております。
人口の高齢化や感染症の蔓延など病院にもとめられる役割も日々変化いたします。そんななか、「患者さまに寄り添う医療」を提供し、地域社会の病院として患者さまやご家族に満足いただけるよう心がけておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

2024年4月 副院長 田中敏明

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