日本の女性のかかりやすい「がん」の第1位は乳がんです。生涯罹患率(一生のうち乳がんにかかる人の割合)は約5%で、20人に1人が乳がんにかかる計算です。この20年間で罹患率は約2倍に増加し、1年間に5万人を超す女性が乳がんと診断されています。
乳がんは妊娠・授乳期でも発生します。妊娠(特に後期)、授乳期の乳房は、血流やリンパ流が豊富になるので、がんの進行が速いことが知られています。また、厚さと硬さが増し、乳腺炎など、授乳に伴うトラブルと見分けるのが困難なため、診断が遅れがちです。
安心して健やかな妊娠・産後生活と母乳育児生活を送るために、妊娠早期に乳房健診を受けることの重要性が指摘されます。当院乳腺外来では、次の妊娠の前に乳房健診を受けていただくよう「卒乳後の乳房健診」を行っています。
女性乳腺外科医とマンモグラフィ、乳腺超音波ともに女性技師が行っております。
健診対象者
卒乳後に健診をご希望の方。
健診内容
29歳以下:乳房視触診・乳腺超音波
30歳以上:乳房視触診・乳腺超音波・マンモグラフィ(2方向)
健診時期
卒乳後3カ月以降が望ましいです。
健診予約
予約窓口(健診部受付)にて行っております。
お電話の方は、03-3951-1129(直通)健診係までご連絡ください。(メールでのご予約はできませんのでご了承ください。)
予診結果
1週間以内に郵送いたします。
お問い合わせ先
健診部 | 月曜日~金曜日 | 9:00~16:00 |
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土曜日(第3土曜日除く) | 9:00~12:00 |
健診費用
¥6,000(消費税別)
¥10,000(消費税別)