ご出産
新しい家族の誕生の日を安心して迎えられるよう、医療スタッフ、職員がチームとなって、支援します
聖母病院での出産
- バースプランに沿った出産を支援します
- ご希望の方は、無痛分娩(硬膜外麻酔)を選んでいただくことも可能です
- 夫(パートナー)や上のお子さんが出産に立ち会うことができます
- 経過が順調な方は、横向きや四つんばいなど、自由な姿勢で出産することができます
- 剃毛・会陰切開・浣腸・導尿・点滴などの処置は、必要な場合のみ、産婦さんに説明したうえで行います
*感染症の拡大防止や出産間近の皆さまの環境をととのえるために、夫(パートナー)や上のお子さんの立ち会いには一定の条件を設けております。詳しくは、外来診療時間内に産婦人科外来スタッフにお尋ねください。(立ち会い出産説明書)(子ども立ち会い出産説明書)
分娩予約
通常、妊娠10~20週くらいに入院予約のお手続きをいたします(費用:3,000円)。健診の際に産婦人科外来スタッフにお伝えください。また、20週以降においても適宜対応しておりますので、産婦人科外来にて遠慮なくご相談ください。
電話対応時間
月~金曜日(病院休診日を除く)の14時~16時
無痛分娩(硬膜外麻酔分娩)
硬膜外麻酔を用いて、お産の痛みを和らげます。硬膜外麻酔とは、脊髄を覆っている膜(硬膜)の外側に細いチューブ(カテーテル)を留置し、カテーテルから麻酔薬を注入して痛みを軽くする方法です。
※当院の無痛分娩は、「無痛分娩の安全な提供体制の構築に関する提言」に基づく自主点検表の項目(※猶予項目を除く)を満たしております。
妊娠36週ごろまでに次のどちらかのパターンを選択いただき、出産に臨みます。
- 計画無痛分娩
事前に日程を決めて子宮収縮薬で陣痛をおこしたあと硬膜外麻酔を開始します。
なお、計画分娩は平日に行います。 - オンデマンド無痛分娩
自然に陣痛が始まったあと硬膜外麻酔を開始します。
【麻酔科医との連携】
- 当院では主に麻酔科医がカテーテル挿入を担当します。
- 妊娠34~36週の健診時に麻酔科医面談をお受けいただきます。
- 初・経産を問わず、24時間365日対応しております。
なお、平日17時〜翌日9時および土曜日・休診日において麻酔科医は自宅待機です。
そのため、この時間帯のカテーテル挿入対応は陣痛が生じている方のみとしております。
また、緊急処置などにて対応に時間がかかることもございます。何卒ご了承ください。 - 事前に無痛分娩を希望しておられなかった方が、陣痛が生じた後に急遽、無痛分娩への切り替えを希望された場合の対応につきましては、平日9:00~16:00に限らせていただきます。
【費用】
無痛分娩では通常の分娩費用に12万円加算されます(時間外・深夜・休診日のカテーテル挿入時には別途費用15,000円がかかります)。
※令和7年10月1日以降、東京都無痛分娩費用助成金(最大10万円)の対象となります。
・『無痛分娩の料金に関するお知らせ』
【無痛分娩をお考えの方へ】
- 硬膜外麻酔分娩をお考えの方は妊娠33週頃までに外来担当医・看護スタッフにご相談ください。
- 医学的理由などにより麻酔をおこなえないこともあります。持病(合併症)をお持ちの場合には必ず早めにご相談ください。
- 無痛分娩に関する詳細については以下もご参照ください。
当院の説明文書(産科編・麻酔科編)
・『無痛分娩について』(動画)
・『無痛分娩を希望、または検討しておられる妊婦様へ』
・【公開用】無痛分娩マニュアル(麻酔科編)
・【公開用】無痛分娩看護マニュアル
・入院から出産までの流れ
・『聖母病院無痛分娩アンケート結果』
【無痛分娩関係学会・団体連絡協議会(JALA)について】
- 当院は無痛分娩の安全性確保を推進する無痛分娩関係学会・団体連絡協議会(JALA)の登録施設です。
・『無痛分娩関係学会・団体連絡協議会(JALA)で公開されている聖母病院のPDFページ』
バースプランとは
バースプランとは、自分らしく出産するにはどうしたら良いのか?産後、赤ちゃんとどのように過ごしたいのか?などについてプランニングし、医療者と共有するものです。
例えば「パートナーや家族とともに出産を迎えたい」「腰痛があるので、四つん這いの姿勢で出産したい」「できるだけ母乳で育てたい」などがあげられます。
バースプランを立てると、出産の目標ができます。目標に向かって妊娠中のからだつくりや心の準備をしましょう。妊娠後期の助産師との個別面談にてバースプランの調整をいたします。
当院の基準や母子の健康状態などによって、バースプランに対応できない場合もあります。
子宮収縮薬の使用および帝王切開について
当院では、自然陣痛を重視しかつお母さんと赤ちゃんにとって安全な出産を第一としております。自然のまま様子をみると母児に危険が及ぶことが予想される場合、子宮収縮薬を使用したり、帝王切開術を行います。
(1)分娩誘発・陣痛促進
十分な陣痛が得られない場合には、人工的に陣痛を起こしたり(分娩誘発)や陣痛を強くしたり(陣痛促進)します。分娩誘発・陣痛促進の注意点については『分娩誘発・陣痛促進(子宮収縮薬の使用)に関する説明文書』をご一読ください。
(2)帝王切開分娩
お母さんと赤ちゃんにとって経腟分娩が困難・不可能であると判断される場合、子宮を切開して出産する帝王切開を行います。帝王切開の適応としては、過去に帝王切開で出産した場合、分娩の進行が認められない場合、胎児が陣痛のストレスに耐えられない場合などがあります。帝王切開術の注意点については『腹式帝王切開術に関する説明文書』をご一読ください。
早期母子接触
「早期母子接触」とは、生まれて間もない赤ちゃんをお母さんの素肌に、胸と胸を合わせるようにして抱っこし、その上から暖かい掛け物で覆い、しばらくの間一緒に過ごすことです。
早期母子接触には、赤ちゃんの呼吸や体温が安定しやすい、オキシトシンの作用により母乳分泌を促す、母子のきずなを深めるなどのメリットがあります。
お母さん、赤ちゃんの健康状態により、早期母子接触ができないこともあります。この場合もできる限り早くお母さんと赤ちゃんが接触できるように配慮しています。
